主宰している読書会で
面白いことがありました。

・使っている単語が難しい
・引用についての知識もない

という内容なので

皆だんだん

頭がはたらかなくなって

この人(作家)
何を言ってるの?

と思わず音を上げてしまうような
内容だったんです。

その時
参加者のひとりが言いました。

ここで言っていることって
まるでたまふるですよね。
たまふると同じことですよね。

私はそんなふうに見ていなかったので
はじめはそう言われてびっくりしましたが

改めてそういう視点で文章をみてみたら
なるほど
と理解できました。

語られていないことを読み取る

何かを学ぼうとした時
どうやるのかという
「やり方」を気にするのが一般的。

ところが読書会で読んでいた本で焦点があたっていたのは

どこにも語られていない
その作品ができあがるに至る
作者の世界観だったり感覚や時間。

そしてそれを
自分のからだをつかって
感じて獲得することが大切

と伝えている内容だったのです。

言い方を変えれば
相手の中にある
言語化できない「感じ」
ありったけの想像を駆使して
「写し取る」ようなこと。

それは
私がたまふるというメソッドで
伝えていることと同じだったのです。

ノウハウではなく

例えば
『ボイトレ』(ボイストレーニング)
というとき


人は
声の出し方
結果の出る使い方

といったような
出した結果の音声に
焦点を当てているのですが

たまふるで
声のことを伝えるとき

出し方というよりも
振動をキャッチするための
からだの気持ち
心のリズム
何をイメージするか


といった
ひとりひとりの
内的感覚を整えることに
まずは焦点があたるのです

それを
ひとつの空間で
リアルタイムに
互いの声を聴き合いながら
感じあって
伝え
受け取る

そのとき
「ことば」は使うけれども

こうして文字に残したときに
後から読んで理解できる
理路整然としたことばではなく

キーワード
きっかけ
息づかいを伝えるシンボル

というような
ニュアンスが
強いのです。

そして
ワークをしている最中のわたしは
非言語感覚
無意識的な反応で
レッスンをしているので

終わってから
その時のことを
ことばでまとめようとすると
詳細に記憶していなかったり
言語化に苦しんだりします。

神経科学の研究によると
人間の行動は
無意識が先行していて


理由を説明していることのほうが
むしろ
後づけなのだという説があります。

私が
たまふるでお伝えしているのは
その
無意識的な領域で獲得している
私の感覚

それを
受講者さんの
ありったけの内的感覚で
写し取って
再現して
体得していく


そういうプロセスが
たまふるベーシックプログラムの
内容なのだと


読書会の気づきから
言語化することができました。

その勢いを駆ってことばを紡いでみると


たまふるは
要らない力や思考をゆるめ
自分の「核」で
内的世界と外的世界を調和する
行動と思考なのです。

・・・なんだか堅苦しい言葉ですね(^^ゞ

もっとストンと腑に落ちる
言葉がみつかったら
いいなぁと思います。

ことばにならない感覚を
ことばで渡す。。。


どこまでも
プロセス状態で
終わりがない試みかもしれません。

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